クックパッド株が売られ始めた8月17日は、新型インフルエンザの感染拡大が伝わった日。この日の東京市場ではマスクの紡績株やワクチンの医薬品株が急騰し、各市場の値上がり率上位を独占した。クックパッド株を手掛けてきた資金が、それら新型インフルエンザ関連株に流れたとみられている。
循環物色は株式市場でよくみられる現象ではあるが、ここまではっきりと表面化するのはまれ。それだけクックパッド株に人気が集中していた証拠であり、過熱感が高まっており参戦していた投資家たちが以前から半身で構えていたことの証拠でもある。
株価急落はあくまで需給面によるもので、クックパッドの業績面への懸念などは台頭していない。連続ストップ安を経た8月19日の株式市場では、取引終了間際に買い注文が入り前日終値比プラスで取引を終えている。調整一巡感が台頭しており再度、上値をうかがう展開に進んでいきそうだ。
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