マザーズ市場を中心に新興市場が再び盛り上がりを見せている。起爆剤は7月17日に新規上場したクックパッド。市場予想を上回る初値を形成し、初値形成後のセカンダリー(流通市場)でも想定を大幅に上回る強い値動きを見せている。
ただ、1銘柄が市場全般を引っ張る構図にはもろさもあり、クックパッド株の過熱感の高まりとともに市場全般も失速するとの懸念が持たれている。中でもクックパッドの後を継ぐ新興市場の物色の柱として、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)運営のグリーが注目を集めている。
2008年12月に新規上場したばかりのネットベンチャーで、知名度や業績成長力などから銘柄イメージの似た企業と認識されている。ただ、グリーは成長性こそ抜群だが株価の割高感が懸念材料で上値を買い進む動きが沈静化していた。しかしクックパッドが株式公開して高い評価を得たことで、相対的にグリー株の割高感が後退しつつあるという。
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