開発者向けビルドを使用している「Google Chrome」ファンは、「Windows 7」における最高の機能の1つにアクセスできるようになった。これまでブラウザのジャンプリストアクセスは「Internet Explorer(IE)」に限られていたが、Chromeのバージョン3.0.197.11にも同機能のサポートが追加された。
Chromeのタスクバーアイコンを右クリック、あるいはマウスの左ボタンを押した状態でドラッグすることによってアクセスできるこのジャンプリストは、Internet Explorerのジャンプリストをまねている。IEが「Frequent」と呼ぶものをChromeでは「Most Visited Sites」と命名しているが、どちらも単に最も訪問回数の多いサイト群を表示するだけだ。また、いずれのURLリストもカスタマイズ可能なので、リストからサイトを削除することができる。
頻繁に訪れるサイトのリストの下には、タスク名を列記した短いリストがある。このリストは、新しいプライベートブラウジングウィンドウを開くためのショートカットで、ChromeはここでもIEをまねている。ただし、IEは新しいタブを開くためのリンクを提供しているのに対し、Chromeは興味深いことに新しいブラウジングウィンドウを開くためのリンクを提供している。
Googleは、ほかのOS上でChromeの安定版を提供するための準備も継続している。バージョン3.0.197.12にアップデートされた開発者向けビルドを使っている「Mac」ユーザーに対しては、デフォルトで拡張が有効になった。一方、 「Linux」ユーザーは、「Gmail」を閲覧しているときにChromeがクラッシュするという事態に見舞われることがなくなった。
Chromeの開発者向けビルドは、直接ダウンロードすることもできるし、「Chrome Channel Changer」を使って有効にすることもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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