Googleは米国時間8月4日、「Google Chrome」向けの29種類のテーマを集めたギャラリーを公開した。しかしMozilla Foundationは、せせら笑うことは自重しつつも、今や2万種類に及ぶ「Firefox」用のテーマを誇っている。
外観の変化は表面的なものだが、ユーザーの多くはマシンに自分のセンスを反映させる手段として、テーマを好んでいる。Chromeは芸術性を発揮する余地のほとんどない質素なユーザーインターフェースを採用しているにもかかわらず、これまで多くのユーザーがGoogleに対し、テーマのサポートを追加するよう求めてきた。先週リリースされた開発者向けバージョンのChromeでは、オプションダイアログボックスに「Get themes(テーマを入手する)」ボタンが追加された。そしてGoogleは今回、そのボタンのリンク先であるウェブページを有効にするスイッチを入れた。
テーマコレクションには、「Legal Pad」や「Star Gazing」「Transparent」(筆者の「Windows XP」マシン上では透明にならない)、「Dots」「Pencil Sketch」などが含まれる。「Minimal」という単色のテーマは、ほぼ瞬時にダウンロードすることができるが、容量が1.3Mバイトの「Grass」のダウンロードには、もっと時間がかかる。
なぜそれほど容量が大きいのだろうか。テーマには、Chromeの新しいタブページに表示される背景画像を含むものもあり、そのページでは、表現力を示すより大きなチャンスがある。Chromeを起動するとデフォルトで新しいタブページが表示されることを考えると、特にそうだ。こうすることによって、Googleは、独自のテーマを提供するアーティストをリクルートしやすくなる可能性がある。「iGoogle」のカスタマイズ可能なホームページで同様のことをしている人々がいるが、それと同じことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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