2009年第2四半期のインターネット広告支出は、米国と全世界の両方で減少した。
市場調査会社のIDCが米国時間8月5日に発表したデータによると、米国における支出は前年同期の66億ドルから7%減少して62億ドルとなり、全世界の支出は前年同期の147億ドルから5%減って139億ドルとなったという。
これでインターネット広告市場は2期連続のマイナス成長となった。2009年第1四半期における米国でのインターネット広告の売上高は55億ドルで、2008年第4半期の61億ドルから5%も減少した。
IDCによると、第2四半期における下げ幅が最も大きかったのは17%減のクラシファイド広告で、逆に最も小さかったのは12%減のディスプレイ広告だったという。
ほとんどの広告パブリッシャーが第2四半期、2けた台の損失を出す結果となった。最も落ち込みが大きかったのは、Monster.comの31%。唯一、Googleは第2四半期、1けた台前半ながらも成長を見せた。
IDCは、各広告パブリッシャーが提出したガイダンスに基づき、米国における第3四半期のオンライン広告支出は下がると予想するとともに、インターネット広告に関する情勢はこれ以上悪くならないと予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス