今回、Windows 7の発売日が10月22日とアナウンスされた。しかし、Windows Server 2008 R2の発売日は、日を改めて発表されるという。
Windows 7の提供価格が発表された6月26日には、発売日のアナウンスが無いことについて、パートナー各社と調整の上で詳細を発表するとしていた。
樋口氏はZDNet Japanの取材に対し、発売日の決定でPCメーカーと調整が難航したわけではないと前置きした上で、「新年度の経営方針発表の場で、合わせて発表したということ。大手町テクノロジーセンターも今日発表している」と語っている。
また、発売までおよそ4カ月を残したところでの発表となったが、樋口氏は買い控えを全く心配していないようだ。「発売日の発表によって、需要が大きく減退するという心配は全くしていない」と、自信を見せている。
樋口氏は記者会見で、「景気はまだまだ出口が見えにくいが、新年度にあたってモードを完全に切り替えられる土台があると強く信じている」と、2009年度を振り返っている。
筆者は昨年から今年にかけて、樋口氏が「技術資料を充実させろ」「技術情報をきちんと提供しろ」と社内に号令をかけているという話をよく耳にした。そうしたかけ声は、1年で約2万ページの技術文書を翻訳するという実績となって現れている。
こうした2010年度に向けた土台作りが、2010年度に実績となって現れるかどうか。基幹製品「Windows 7」の立ち上げと販売が最初のチャレンジになるであろう。Windows 7は7月最終週に開発が完了する予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来