Microsoftは米国時間7月6日、家庭でのエネルギー使用削減を支援するウェブアプリケーション「Hohm」を、米国のユーザーに公開した。
Hohm製品開発チームによれば、Microsoft側にDNS障害が発生したことで、筆者を含む一部のユーザーは公開後しばらくの間、Hohm(まだベータ段階)にアクセスできなかったという。公開の数時間後、Twitterでは何人かのユーザーがサインインできないと不満をこぼした。この障害は、数時間続いた。
この障害が取り除かれると、筆者はHohmにアクセスして、ニューイングランドにある古い自宅のプロフィールを作成することができた。全体的に見て、Hohmは便利なサービスであり、使いやすさという目標を達成していると筆者は思う。
エネルギー効率に関するアドバイスを提供するHohmの「頭脳」となっているのは、Microsoftが米ローレンスバークレー国立研究所(LBNL)と米エネルギー省からライセンスを受けて使用している既存のデータベースだ。このことは、光熱費の節約方法に関する基本的な情報の大半は、米エネルギー省などから、まとまりを欠く不便な形式ではあるにせよ、入手することが従来から可能だったということを意味する。
筆者は、何年もの間、自宅でのエネルギー使用の削減に努めてきたので、ほぼ完全なプロフィールを作成することができた(読者の中で、自宅の空気漏れ率を知っている人はいるだろうか)。さらに、筆者はプロフィール作成中に、何回かその場で試算を行った。おそらく、多くのユーザーも同じことをする必要があるだろう。
実際に、質問の中には、極めて詳細なものもある。例えば、冷蔵庫の容量は何立方フィートかという質問などだ。筆者は、どこかにあるマニュアルを見つけようとする代わりに、オンラインにアクセスして、自分の持っているような冷蔵庫の容量がどれくらいなのか調査した。
答えられない質問や、推測に頼るしかない質問も、いくつかある。例えば、筆者はラジエータを持っているので、ダクトの位置(空調されたスペースにあるかどうか)については分からなかった。また、プログラム可能なサーモスタットの設定について、正確に答えるのは困難だ。さらに、間違いなく一部の人々を威圧するであろう質問も、たくさんある。
とはいうものの、たとえ約200個の質問のすべてに答えることはできないにしても、それらに目を通すことは決して無駄ではない。なぜなら、それによって、光熱費を節約するうえで重要なことを把握できるからだ。Hohmにとっては、ユーザーのPCやモニターが電源管理機能を使っているかどうか、ということも重要なのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス