Yahooは米国時間6月11日、離職することが明らかになっていた最高財務責任者(CFO)Blake Jorgensen氏に代えて、Tim Morse氏を新CFOに起用することを発表した。
Yahoo入社を控えた40歳のMorse氏は、これまでシリコンバレーのチップ開発企業Alteraで、シニアバイスプレジデント兼CFOを務めていた。Morse氏は、Yahooの新しい最高経営責任者(CEO)Carol Bartz氏がこれまでに迎え入れた中で最も著名な人物と言っていい。Bartz氏は2月にJorgensen氏の辞任を発表したが、後任が見つかるまではCFO職にとどまってもらうとしていた。
Jorgensen氏は6月30日までYahooのCFOにとどまる予定だと同社は説明している。General Electricにも長年在籍したMorse氏は、6月17日にYahooでの仕事を開始し、7月1日に正式にCFOの地位を引き継ぐ。
Bartz氏は、2月の大規模組織再編でElisa Steele氏を最高マーケティング責任者に採用するなどして、徐々に周囲の体制を整えている。Bartz氏が新たに設置した顧客担当の活動グループの責任者としてJeff Russakow氏が4月に採用されたが、国際事業部門のトップについては引き続き候補者を探しているという。
2月に大規模組織再編を従業員に発表した際にBartz氏が言及したように「立て直しによる疲弊」に苦しむYahooだが、Morse氏のCFO就任が新たな変革の始まりとなるかどうかは定かでない。アナリストや報道関係者に対する最近のコメントでBartz氏は、「特になくてもいい」ようなものの経費を削減し、事業のプロセスをすっきりさせることを求めているが、どちらの分野もMorse氏の管轄下になりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス