米国版Google Newsは米国時間5月14日午前、多くの人々にとってアクセスできない状況に陥った。しかしながら、サービスの再開後、YouTubeにホストされた最新ニュースの動画が掲載されるようになった。
現在、ニュースヘッドラインのいくつかに、小さなYouTubeのロゴが表示されている。そのロゴをクリックすると、ニュース動画が埋め込まれたYouTubeのプレイヤーが立ち上がるようになっている。すでに以前から、(Google Newsでは)動画の提供も行なわれていたものの、Googleの広報担当であるJennie Johnson氏は、14日にスタートしたアップグレードの一環で、新たなYouTubeのロゴが、より目立つようになったことを指摘した。
Johnson氏は、YouTubeのニュースチャンネルに掲載された、Googleのパートナー企業からの動画が掲載されていることを明らかにしている。
14日のアップグレードで登場した、Google Newsの別の変更点としては、テクノロジー、国際、ビジネスといったトピックのセクションページ上に、新たに写真や画像が追加されている。
14日のアップグレードは、1週間前にも実施された、関連するヘッドラインをまとめたエリア下部に表示される、「関連記事1000件」などのリンクをクリックした時に登場する、「グループ分けされた」ページの改良に続いて行われることになった。この1週間前の改良時には、画像や引用元からの抜粋、地理的な要素でグループ分けされたヘッドラインのセクション、ブログのヘッドラインをまとめたセクションの追加などが含まれている。
Google NewsのYouTubeとの連携強化は、より動画ニュースに重きが置かれるようになることに加え、潜在的には、さらなる報道機関とYouTubeとの連携を促す要因ともなりそうだ。また、単に別のサイトへ読者や視聴者を誘導する機構としての役割を果たすのみならず、もっとGoogle Newsが、報道分野でハブとなっていくことも意味している。
一部の著名なメディアのエグゼクティブは、これまでGoogleを、プロフェッショナルに制作されたコンテンツから、不当な利益を得ているとして、非難する姿勢を取ってきた。Googleは、時にはメインのGoogle検索の表示結果にも組み入れられるが、Google Newsを通じて、何十億もの読者を、各メディアのニュースサイトに送り込む役割を果たしてきたと反論している。
2009年に入って、Googleは、検索が実行されると、Google News上でも有料広告を表示するようになった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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