Googleは、旧来型のテレビコマーシャルの世界に初めて進出し、同社のブラウザ「Chrome」を宣伝するスポット広告を流す計画だ。
同社日本法人はすでに、Chromeを宣伝する30秒間の動画をYouTube上で公開しているが、Googleは、同ブラウザへの関心を喚起できるかどうかを確かめるため、試験的に「Google TV Ads」ネットワークを介してそのテレビ広告を流す予定だ。Googleによると、同社はこれまでChromeの広告を適切に流すためにテレビ広告の妥当性を測定する調査を行っており、今回はこの調査結果を利用しているという。
Chromeは、米国時間5月8日にThe New York Timesのウェブサイトのトップページに掲載された巨大広告にも登場し、プロモーション用の数種類の動画も公開された。これらの動画はもちろん、YouTubeでも視聴できる。
消費者向けの一大ブランドでありながら、Googleが広告を打つことは比較的少ない。Googleは2009年1月にYouTube上でChromeの広告を流したが、「自社広告」はテレビネットワークへの広告露出とは少し異なる。同様に、T-Mobile USAもGoogleの「Android」を搭載した「T-Mobile G1」の広告を流し、「Googleを利用できるG1」を宣伝しているが、広告の焦点がGoogleだけに絞られているわけではない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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