グーグルで変化する広告戦略、その舞台裏とは--WSJ報道

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年10月06日 11時43分

 Googleが創業から10年間とってきた口コミに頼るマーケティングをやめ、自社の広告を流すことを検討している。

 Googleはこれまで、YandexやBaiduなど自社よりシェアの高い検索エンジンが存在するロシアや中国市場で広告を打ってきた。しかし、米国時間10月3日、The Wall Street Journal(WSJ)はGoogleが広告代理店と他の選択肢を検討し始めていると報じている。

 報道によると、Googleがプロモーションについて話し合っている企業はWieden + Kennedy、Taxi New Yorkなど。また同社はWPP Group傘下のOgilvy & Matherで元幹部を務めていたAndy Berndtを雇って、ブランディング戦略にあたらせるという。

 ブランディング戦略には普通の広告のほか(WSJの記事によれば、オリンピック期間中に計画されたテレビ広告もその一例だったが、Larry Page氏とSergey Brin氏の反対で実現しなかったという)、ウェブブラウザ「Chrome」の漫画本や、人々の役に立つ画期的なアイデアを募集する「Google's Project 10 to the 100」などの変わった取り組みも扱う。

 またGoogleの最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏は米国時間10月1日、2030年までに米国での石炭、石油燃料の使用を減らすGoogleの計画は、Googleブランドにとってもよいことだと述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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