Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏をモスクワで取り囲んだ報道陣は、OracleがSun Microsystemsを74億ドルで買収することで合意に至ったとのニュースに対する、同氏の反応をキャッチしようと詰めかけた。
しかしながら、めったにコメントで動じることがないBallmer氏には珍しく、明らかに同氏は、今回の件に関して、歯切れのよい感想を述べることすらできない状態であった。
Ballmer氏は、モスクワで報道陣に対して、「この件に関しては、深く考えねばならない。非常に驚いているところだ」とのみ語ったと、Reutersは伝えている。
今回のニュースに度肝を抜かれたのは、Ballmer氏だけではなかったようである。ある情報筋によれば、依然としてIBMは、Sunの買収をあきらめておらず、Oracleの動向は、まったくIBMにとって予期せぬものであったのだという。
当然ながら、Oracleは、Ballmer氏が自ら2月のインタビューで指摘していたように、データベースおよびビジネスアプリケーション分野で、Microsoftにとっては大きな対抗企業である。独禁法違反をめぐる訴訟の和解で、2004年以来、MicrosoftとSunは、このところ技術的な分野での提携を強めてきたものの、やはりSunも、Microsoftにとって長年の対抗企業であることに変わりはない。
今後数日または数週間で、この件に関しては、Ballmer氏から、もっと多くのコメントが得られるのではないかと考えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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