流れが変わったのは、株価は1万円を割り込んだ後の3月16日。健康食品販売のサン・クロレラによる突然の株式取得が明らかになった。サン・クロレラは同日付でディー・ディー・エス株の6.14%を取得。同月25日にサン・クロレラは7.75%まで保有株式を増やしている。
取得の理由などは不明だが、サン・クロレラはこれまでもエネルギー削減保証ビジネスの省電舎や、精密・光学機器ベンチャー投資のフォトロンなどへの投資を行った形跡がある企業。投資先の共通点は技術力を持ちながら、業績面では苦戦している企業という点ぐらいだ。
サン・クロレラの動向は不明だが、今後も買い増しを思惑視した需給主導の展開が続きそうだ。ただ、監査法人から無限定適正意見をなんとか取得し、ようやく上場を維持している状況とも言える。現在の株価は中・長期的に見れば安値圏にあるが、目先的には過熱感が高まっており、安易な参戦にはリスクが大きそうだ。
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