ACCESSの株価は取引終了後に決算発表を控える3月25日に大幅高し、決算発表を受けた翌3月26日の相場で急反落した。株式市場では、事前に増額修正を行っていたことで2010年1月期業績に対する期待感が高まっており、株価は先行して上昇。今期の計画数値は利益率が更に高まる見通しにあるが、アナリスト筋の予測値に比べれば弱いものであり、先行して上昇していた反動とともに、見通しの弱さを嫌気する動きもあったようだ。
一方、東証マザーズ指数は3月25日、ACCESS株にけん引される格好で大幅高。1カ月ぶりに300ポイントを回復して、売買代金も今年最高を記録した。新興市場は東証1部市場に対して足元での戻りの鈍さが目立っていたこともあり、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)運営のミクシィやグリー、アメーバブログのサイバーエージェントなどネット系の主力銘柄が一斉に買われた。
新興市場は物色の柱を欠き、停滞が続いていたが市場関係者からは「ACCESSが中心となる可能性が出てきた」との声も聞かれている。ACCESS株が売られた3月26日もマザーズ市場は高水準の売買代金を記録。ACCESS効果で市場の雰囲気は改善しつつある。今後の新興市場の動向を探る上でも、ACCESS株の動きを注視しておきたい。
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