ACCESSの子会社であるACCESS ChinaとNECエレクトロニクスは2月10日、中国の第3世代携帯電話(3G)向けスマートフォンの試作機を共同開発したと発表した。
今回の試作機は、ACCESS Chinaの「ACCESS Linux Platform mini」とNECエレクトロニクスのアプリケーションプロセッサ「MP201」を組み合わせたもの。通信規格はCDMA2000 1xを採用した。3Gのほか、2.5G、2.75Gなどの通信規格にも対応し、タッチパネル操作が可能という。両社では開発ツールを準備し、機器メーカーがシステムを短期間で構築できるようにしている。
IDCの調査によれば、日本を除くアジア諸国における携帯電話の市場は、2007年から2012年までで年平均7.7%成長し、出荷台数は2008年で約4億1800万台、2012年には約5億3000万台になる見込みだ。
両社は今後、NECエレクトロニクスのほかのアプリケーションプロセッサについても共同開発を進め、中国市場を開拓するとしている。
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