Appleは米国時間3月19日、iTunesの顧客(Windows、Macの両方)に対する高解像度(HD)映画の販売およびレンタルを開始したことを、かねてからの予想通り発表した。
人気大作の場合、購入は19.99ドル、レンタルは4.99ドルとなる。レンタルは、DVD版のリリース後1カ月で利用可能になる予定。HD映画はこれまでレンタルのみの取り扱いだった。
HD品質の映画は、MacとPCの両方に対応している。しかし、Appleによると、iPhoneとiPodは依然として、標準解像度(SD)でしか映画を再生できないという。HD映画にはそれぞれ、Appleのハンドヘルド端末で再生するためにSD映画のコピーが付属する。
AppleのInternet Services担当バイスプレジデントであるEddy Cue氏は声明で、「顧客によるiTunesのHDコンテンツに対する反応はよい。テレビ番組の場合、利用可能になるとその50%以上がHDで購入されている」と述べている。
筆者の同僚であるDeclan McCullagh記者が指摘しているとおり、HD版の20ドルという価格は、Blu-ray Disc版よりも安価である。しかし、容量が大きいHDファイルは、大量のハードドライブスペースを占めることになるだろう。
AppleはダウンロードサービスでBlu-rayよりもより圧縮の高い方法をとっている。これは、品質の低下を意味している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス