映画業界のある情報筋によると、Appleは、「iTunes」ユーザーが同社サーバからビデオを任意のウェブ対応機器へとストリーミングできるようにするべく準備を進めているという。
同情報筋は詳細を語ることは避けたが、AppleInsiderが米国時間2月11日に掲載した報道を認めた。
Appleの広報担当者は、コメントを拒否している。
同報道によると、Appleは映画やテレビ番組を「どこでも再生可能な」状態でストリーミングすることを可能とする「iTunes 8」向け機能を開発中であり、これによりハードドライブに大容量のビデオファイルを保存する必要がなくなるという。
AppleInsiderによると、このサービスは「iTunes Replay」と呼ばれる予定であるという。Appleがこのストリーミング機能を有料とするかどうかは明らかでない。
Appleはまず、サービスを提供するテレビネットワークや映画会社のライセンスを確保する必要がある。また当然ながら、エンターテインメント企業らは見返りを要求することになるだろう。
ハードドライブの容量を節約することだけがこのサービスのニーズなのかどうかは分からないが、AppleInsiderが指摘しているように、同サービスには別の恩恵がある。ユーザーは、映画やテレビ番組を視聴するためにApple TVに同期したり、コンピュータにファイルをダウンロードする必要がなくなる。これは、Apple TVのエクスペリエンスを向上することにつながる可能性がある。しかし、Appleがわざわざ、ダウンロードプロセスを整備するためだけに複雑なライセンス契約を確保するとは思えない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」