ワシントンの政治家たちは米国時間3月11日、「全米円周率の日(National Pi Day)」を制定するという、奇妙にも思える法律のために、金融安定化策や、用途指定だらけの支出法案から一時離れた。
このパイ(Pi)とは円周率のことで、3.14159で始まる数学定数としてよく知られている。
米下院は11日、2日前に提出された、2009年3月14日(3/14だ。分かるだろうか?)を全米円周率の日とする決議案を承認した。この決議案では、学校でこの日を利用して生徒に円周率について教え、「数学を学ぶ魅力を伝える」よう呼びかけている。
この法案を支援しているのは、Association for Competitive Technology(ACT)、米国化学会(ACS)、バイオテクノロジ産業協会(BIO)、米電気電子技術者協会(IEEE)、TechAmerica、TechNetなどのテクノロジおよびエンジニアリング団体だ。
これらの団体は表決後に、下院科学技術委員会のBart Gordon委員長(民主党、テネシー州)にあてて、決議案提出に感謝する書簡を送った。同委員会のメンバーで、共和党長老議員のRalph Hall氏(テキサス州)もこの法案の提案者である。この書簡では、「知識基盤経済にとっての数学および科学教育の重要性を認めたことに感謝する」としている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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