Leblond氏は、モバイルワーカーの選択肢を増やすことがOfficeの価値を保つために重要だと理解していると述べた。「ユーザーは常にノートPCや机の前に座っているわけではない」
興味深いことの1つは、Microsoft がOffice Web Applicationsへのアクセス料金をどう設定するかだ。MicrosoftはOffice Web Applicationsについて、概してデスクトップ版Officeを補うためのものだと語っている。一方、Microsoftの社員によると、企業は従業員にウェブのみのアクセスを提供できるようになるという。このオプションは利用を切望する会社もあるようだ。
Leblond氏は「Office Web ApplicationsをOfficeの代替品とはまったく考えていない」と述べたが、これは一部の顧客にとっては「魅力的なモデル」になることを認めている。Office Web Applicationsがインターネット接続している場合のみ動作することを考えると、ウェブならではの有効な機能がいくつかあるとLeblond氏は付け加えた。
Leblond氏は、デスクトップソフトウェアもウェブとの連携を強化する必要があると述べ、ドキュメントを自動的にクラウドに保存できるように、それをどう実現するかをMicrosoftは考えていると付け加えた。現在Microsoftは、「Live Mesh」「Windows Live SkyDrive」「Office Live Workspace」など、クラウドに保存するオプションをいくつも提供している。
結局、顧客は、PC上だろうとクラウドにあろうと、自分のデータにアクセスしたいだけだとLeblond氏は述べる。また、「Outlook」にはネットワークに接続していない環境で動作するキャッシュモードがあり、そのデータは最終的にはサーバと同期する点を指摘した。「これは素晴らしいモデルであり、間違いなくわれわれが非常に有効だと考えるものだ」(Leblond氏)
Leblond氏のインタビュー詳細は、こちらのビデオから(英語)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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