どこが優れているのかiWork '09とiLife '09--ビジネスで使うMacレビュー - (page 2)

Pages(文書作成)

 全体的な使用感としてはWordと大差なく、違和感なく使用できそうです。Officeのバージョンがあがった際にボタンの置き場所が変わっていて戸惑う事がありますが、それと似た程度の違和感のみです。操作面では移行もさほど大変ではないかと思います。実際の文書作成の流れについて、公式サイトに動画がありますので、参考になります。

 文書を作成する際に、画像を入れる事が多いと思いますが、その際に大変便利な機能がPagesにありました。

 文書を作成した後に画像だけ差し替えとなったり、まずはレイアウト組だけしておいて後で画像を追加するケースが多々あります。そういった際にWordの場合は新たに画像を貼付けて、サイズなど再度調整していたため、レイアウト崩れが起こってしまう事がありました。しかしPagesでは差し替えたい画像をドラッグする事で、簡単に同サイズで置き換える事ができます。

 重なり方や縁取りの設定も引き継がれるため、非常に助かります。レイアウト組の容易さという点では私はWordより使いやすかったです。

 テンプレートを使って弊社が製作したお客様のサイト「ワインでつながるコミュニティーサイト winelovers.jp」の簡単なプロモーション用広告を作ってみました。

Pagesでの表示 Pagesでの表示
Wordへエクスポートして表示 Wordへエクスポートして表示

 続いて上記で作成したファイルをWordへ書き出してみました。するとエクスポートの際に警告が表示されました。

エクスポート画面 エクスポート画面

 どうやら縁取りがWordでは対応していないため、縁を含めて画像に変換されたようです。実際にWordで開いてみると、確かにそのように変更されていました。

Word Word

 大きなレイアウト崩れは起こっていないようです。私の場合ワードプロセッサ自体の利用頻度がさほど多くないため、Pagesに関してはこれくらいで。

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