かなり良い精度で自分の顔をリストしてくれるが、中には間違いもある。この間違いは、自分と顔の特徴が似ている人、ということになるのだろうか。iPhoto的に、自分が誰と似ているのかが分かったりするので、 このタグ付けの作業自体、とても楽しいものだ。
このFaces機能は、Facebookと連携している。Facebookは、米国でMySpaceと肩を並べる巨大ソーシャルネットワーキングサービスで、2008年に日本語化も果たした。Facebookのフォト機能にも人の顔をメンバーアカウントと紐付けるタグ付けの機能がある。
Facesの各自の設定では、人にFacebookアカウントを入力することができ、これをFacebookにアップロードすると、自動的に「あなたの写真がアップされました」という通知が届く。手元のiPhotoのタグ付けから写真を介してFacebookにつながる、新しく心地よい写真コミュニケーションの使い方を提案してくれる。
一方FlickrはYahoo!が運営するオンラインフォトアルバムのサービスだ。年間約2500円のProアカウントに契約すると、写真を無制限にアップロードできるようになり、僕も愛用している。
アップロードした写真はウェブからいつでも閲覧でき、公開設定をしたり、自動的にリサイズされる画像をブログに活用したり、はたまたメールで送ったり、ブラウザやApple TVでスライドショーを見ることも可能だ。ただ、残念ながら2009年2月現在、日本語化はされていない。
iPhotoからFlickrのアカウントを設定すると、画面下部にあるFlickrのアイコンを押すだけでアップロードすることができ、Flickr上では「Set」と呼ばれるアルバムにまとめてくれる。今までは「Flickr Uploadr」というアプリからFlickrに写真をアップしていたが、これからはデジカメからiPhotoに写真を読み込んで直接Flickrにアップロードできるため、とても手間が省ける。
またウェブアルバムを介してFlickrにアップロード・同期をしておくと、iPhotoでフォトレタッチすれば、自動的にFlickr上の写真も更新される。これもまた重宝しそうな機能と言える。
そのほか、写真編集でシャドウやハイライトのつまみが追加され、人物の写真の最適化が簡単になった。新しいエフェクトが加わったスライドショーなども楽しめる機能になるだろう。
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