iTunesは別として、iLifeの中で一般的なユーザーの使用頻度が最も高いと思われるiPhoto。このソフトは、大量の写真のサムネールを自由に拡大縮小できるブラウズ機能や、並べ替えなどのアレンジが柔軟に行えるアルバム機能、あるいはフォトブックなどが簡単に作れるプリントサービスとの連携機能などにより、カジュアルなMacユーザーの間で標準的な写真管理ツールとしての地位を確立してきた。
前バージョンのiPhoto '06は2006年1月にリリースされており、本来は、今年1月にメジャーバージョンアップを受けてiPhoto '07となるはずだった。しかし、アップル社がiPhoneの開発に注力するという理由から、次期Mac OS Xなどとともに発表時期が先送りとなり、8月7日にiLife '08の一部としてiPhoto '08の名称で登場したのだ。
実際のところ新バージョンは、待っただけのことはあると思わせる進化を遂げている。アップル社は、新型iMacとiLife '08+iWork '08の組合せを、既存のMacユーザーに対してはもちろんのこと、Windowsからの潜在的スイッチャーに対して大きな魅力を持つと考えており、中でもiPhoto '08は、その核となるアプリケーションだと言ってよい。
まず、一目でわかる'06との違いは、メインの写真ライブラリ画面の基本表示を、サムネールの一括時系列表示からイベント単位でのフォルダ表示へと置き換えたことだ。
>>「もう難しいなんて言わせません!「iLife '08」バトンレビュー--第2回iMovie '08編」はこちらからCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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