さすがに、小型端末だと絵文字はキツイだろうと思ってチェックしてみたのがau「Xmini」。ところが、思ったより絵文字の表情が伝わってきた。「Xmini」では、文字の大きさを「でか文字」「やや大」「中」「やや小」「小」と5段階に調節可能。小さくするとメール全体が、大きくすると絵文字の表情が読み取れるようになっている。通常のauの携帯電話でも文字の大きさは調整できるが、「Xmini」の小ささなら文字サイズの設定がさらに生きてくるのだ。
一方入力はちょっと大変。メールで絵文字を入力しようとすると、1画面に最大24文字が表示される。それを上下キーで操作するのだが、「Xmini」はタッチセンサーとなっているため、使い勝手で不安が残る。
各通信事業者間で互換性を持つ絵文字が登場し、デザインは異なるが絵文字を送受信できるようになってきた。しかし同じ通信事業者でも、携帯電話のメーカーが違うと絵文字は変わるのだろうか?NTTドコモの最新携帯電話「N-01A」「P-01A」「SH-01A」「F-01A」の4機種で比べてみた。
通信事業者は同じドコモだが、メーカーはNEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、シャープ、富士通と異なる。基本的に絵文字はドコモから提供されたものを使っていたという。試しに「SH-01A」で絵文字メールを作成して他の機種に送ってみた。
一見すると、同じ絵文字に見える。でも、ちょっと拡大して確認してみると違うのだ。たとえば馬の絵文字。「N-01A」はたてがみが立っていて、「SH-01A」は多少まとまっている。「P-01A」は風を受けているように後ろになびき、「F-01A」は分け目があるようにも見える。口の形にも差がある。その前のサカナの絵文字も背びれが塗りつぶされているものもあれば、塗りつぶされていないものもあるし。横のブタの絵文字も、目が丸かったり縦線になっていたりする。!や!?のマークは、直線的なものもあれば丸みを帯びたものもある。
一見同じに見える絵文字も、メーカーによって多少の差があるようだ。いつも使っている絵文字。いつも使うからこそ、こだわりを持っているのだ。
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