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Apple Storeのレイアウトに変化--ソフトウェア重視の新戦略 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年02月18日 07時30分
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 興味深い作戦だ。結局、われわれがコンピュータを購入する理由は何なのか。Appleは、Macでは従来から、「Mac OS X」のメリットとともにハードウェアのデザインの美しさを強調して、ハードウェア、ソフトウェア双方に焦点を当ててきた。

 しかし結局は、ハードウェアが設計通りに動作する限り、ユーザーがコンピュータに愛着を持つのは、ソフトウェアインターフェースである。ソフトウェアインターフェースは、われわれが仕事や遊びで時間を費やす場であり、しばしば大きな喜びを得られたり、逆に苦痛を与えられたりするものだ。

 AppleはiPhoneの発売当初からこのマーケティング戦略を選択しており、ソフトウェアの特徴や機能を誇示することにより多くの時間を費やしている。また、今後のモバイルコンピュータを特徴づけるのは、ハードウェアではなくソフトウェアであると何度も強調している。最近のiPhoneの広告では「App Store」が強調され、iPhoneで実現できるさまざまなことによって、コンシューマーとビジネスユーザーの両方への販売に努めている。ソフトウェアはこれまでMacの宣伝でも大きな部分を占めてきたが、Appleは小売店の新しいレイアウトによって、ソフトウェアにますます重点を置いた方向に移行しているようだ。

 Appleは、「Windows 7」の発売前後に予想されるMicrosoftの大々的なマーケティングキャンペーンに対抗するべく準備しているようだ。Windows 7は、2009年内の発売が見込まれている。Appleは2009年にMac OS Xのアップデートバージョンをリリース予定だとしているが、このリリースで焦点を当てた機能向上は、マルチコアプロセッサのサポート強化やグラフィックプロセッサをうまく活用する新しい方法など、すぐに一般ユーザーの目を引くものではないという。

 Windows 7のベータ版が初期の結果で好評を得ていることから、Appleは、マーケティングの実験的な場所でもある小売店舗で売り込みの微妙な調整を試みることで、そのようなローンチが伴うマーケティングキャンペーンの準備を行うことにしたのかもしれない。この戦略は、同社のしなければならないことのリストにある次の主要な発売製品が、大方の予想通り「Mac OS X Snow Leopard」と新しい「iMac」であるとすれば、つじつまが合っている。

 結局、ハードウェアは一目見ただけで売れる。新しいものを試してもらうよう説得するには、もう少し工夫が必要だ。

Apple Store店内 Macの陳列台には、「iLife ’09」などを展示している。
提供:Tom Krazit/CNET Networks

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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