YouTubeは、William Morris Agencyと提携し、一躍有名になろうとしているとの報道が流れた。
The New York Times紙が米国時間1月29日に伝えたリポートによれば、まもなくYouTubeは、William Morris Agencyとの契約を正式に結ぶことになっており、同タレント事務所のクライアントが、YouTube向けの動画を作成することになるという。
明らかに今回の提携では、William Morris Agencyのクライアントが、YouTube向けに作成した動画のオーナーシップを保有することになり、一方で、YouTubeにとっては、プロの制作する動画コンテンツがそろうことを意味していると、The New York Times紙は伝えている。
Googleおよび傘下のYouTubeにとって課題となるのは、そもそもこうした取り組みが、広告売り上げの増加に、結局のところつながるのかどうかという点である。
YouTubeとハリウッドは、2008年11月には、Metro-Goldwyn Mayer Studios(MGM)が、YouTubeで完全版の長編映画を提供する契約を結んだことにも示されるように、このところ良好な関係を強化している。
かつてYouTubeとGoogleは、YouTubeに掲載されるコンテンツの著作権侵害に関する批判をめぐって、ハリウッドとは冷え切った関係にあった。とはいえ、最近では両陣営が、互いに提供可能なものを最大限に活用し合おうと、歩み寄る姿勢を見せるようになってきた。
ハリウッドは、最高のコンテンツを保有しており、YouTubeは、もはや無視することができない配信チャンネルへと成長を遂げているのだ。
Wikipediaからの情報によると、William Morris Agencyが抱えるトップクラスの俳優としては、Russell Crowe、Denzel Washington、Natalie Portman、Clint Eastwood、Jackie Chanが挙げられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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