栄光の座からすべり落ちたウェブサービスというものがあるとすれば、それはオンラインビデオ配信サービスのJoostだろう。大きな期待を集めて開始された新サービスだったが、結局期待に応えられず、最近では注目を集めるのに悪戦苦闘している。
Joostは米国時間11月28日、同社サービス用の「iPhone」アプリケーションをリリースした。このサービスはJoostの現状を打破するものとなるかもしれない。同iPhoneアプリを利用することで、同社が提供している4万6000本を超えるビデオをストリーミングにより無料で見ることができる。
Joostのコンテンツライブラリについてはさまざまな意見があるだろうが、このアプリケーションの背後にあるコンセプトは優れたものである。映画やTV番組、あるいはその他の動画コンテンツのストリーミング配信というのは素晴らしい機能である。筆者も、このテクノロジが決して革新的なものでないことは承知している。iPhoneにはその発売当初から動画ストリーミング機能を備えた「YouTube」用のアプリケーションが用意されていた。そのことを考慮しても、映画「メン・イン・ブラック」をJoostで見れば、それがまったく違う動画体験だということが分かるはずだ。それはスケボーに乗った犬のビデオなどではない。まさにハリウッドが製作した本物のコンテンツであり、しかも、携帯電話への配信が無料で可能となっているからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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