フェイズ2のGoogleのグローバライゼーションは、やはり地域の違いを意識したオペレーションに切り替えていくことです。
日本、中国、インド、欧州、米国などいろいろな国に、いろいろな言葉の人たちが、いろいろな生活環境で、あるいはいろいろなネットワーク環境で生活しています。その地域の特色を意識して、それぞれの地域の強みをジグソーパズルを組み合わせるようにインテグレートし、次のステップのGoogleのグローバライゼーションを完成させていく。イメージで申し上げると、そういうことかなと思っています。
具体的には、現地法人がきちっと現地マーケット、あるいは現地インダストリーにおける責務を果たしていくことです。Googleのグローバライゼーション フェーズ1の間に、それぞれの地域のビジネスも非常に大きくなってきています。
いまやGoogle全体の売り上げの中で、米国以外の売り上げがほぼ50%ぐらいまで伸びて、米国以外のグローバルの売り上げが非常に重要な位置を占めるようになっています。
当然のことながら、それに伴って各地域におけるGoogleの役割も影響力という面で非常に強くなっていると思います。そういう観点から申し上げまして、やはり日本においては日本法人が、Googleの日本における代表者としてきちっと顔を見せながら責任のあるコミュニケーションをとっていくべきであると考えております。
米国がオバマ政権に移行いたしましたが、そういう流れの中においても日本におけるGoogleの意味というものを、国益につながるのであれば日本政府にきちっと理解していただくような努力も改めて必要だと思っています。
いま現在はまだまだ体制が十分ではございませんので、具体的にいつのタイミングでどういう活動が可能になるかということはお伝えすることはできませんが、私の方針あるいはインテンションとしては、そういうところをきちっと評価していくことが必要なのではないかと考えております。
話は変わりまして2008年を振り返りますと、おかげさまで非常にいい年になったのではないかと思っております。Googleプロパティの検索だけではなくて、昔からパートナーシップを組ませていただいておりますBIGLOBEさん、@niftyさん、gooさんなどの力添えもあって、検索全体が伸びた年でございました。
それからモバイルも、KDDIさんに引き続いて、ご承知のとおり昨年4月からドコモさんともパートナーシップを組ませていただきました。そういう意味で、モバイルの検索も非常に劇的に伸びた年になりました。
加えてAdSense for Mobileでも、mixiさん、GREEさんなどとパートナーシップを強化した結果、非常に伸びています。皆様のご協力をいただきながら、パーツに関しては大変よい年になったと感じております。
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