2008年、Gmailにビデオチャット機能が追加された。Googleは、動画の表示にAdobeの「Flash」を使用するのではなく、PCにインストールが必要な2Mバイトの小型プラグインを選択した。
Jackson氏によると、チームはこのプラグインとFlashのどちらにするか散々迷ったが、大事なのはクオリティであるとの結論に達し、そのクオリティを提供するプラグインが採用されたという。Jackson氏は、ユーザーの接続が改善されるにつれて、プラグインによってさらにハイクオリティなビデオを提供できるようになり、VGA(640X480ピクセル)の高解像度まで可能になると述べた。
連絡先リストに重複があるというユーザーもいるだろう。
Gmailにはユーザーが頻繁に電子メールを送る相手を記憶し、連絡先としてリストに追加してくれる優れた機能がある。しかし、たとえ名前が同じでも、アドレスが違えば別々の連絡先として扱われてしまう。Jackson氏によると、データの重複を排除するツールを開発中で、それが完成すれば、連絡先は、受信トレイとチャットの両方で存在感を増すことになるという。現時点では、重複している連絡先から情報をコピーして既存の連絡先にペーストし、その後重複していた連絡先を削除するしかない。
ComcastとVerizon Communicationsは可能な限り最速のブロードバンドを提供しようと競争を続けるかもしれないが、電子メールの添付ファイルのサイズ上限は、2007年5月にGmailで1通当たり10Mバイトから20Mバイトに増加してから、ほとんど変わっていない。しかし、デジタル一眼レフカメラで撮ったフルサイズの写真を数枚送る場合や、短い動画ファイルを送る場合には、このサイズでは不十分だ。
「ユーザーのファイルサイズが大きくなっているのは分かっている。ユーザーはファイルを共有したり、クラウドに保存したりしたいと考えており、保存先のコンピュータを気にしなくて済むようにしたいと思っている。Googleはこれらの問題を解決していきたい」(Jackson氏)
Googleは「YouTube」や「Picasa Web Albums」といったサービスにより、ある程度これらの問題に対応しているが、平均的なユーザーに少し多くを求めすぎているかもしれない。
Jackson氏は、一部のパワーユーザーはさらに大きな容量を求めているが、「一般ユーザー」は20Mバイトで十分満足しているようだと言う。Googleが2009年に待望のウェブストレージサービスをリリースすることに決めたら、すぐにGmailに統合することが期待される。それまでに添付ファイルのサイズ上限を上げてほしくなったら、Googleに知らせるべきだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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