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Macworldを去るアップル--求められる新たなアピール戦略 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル2008年12月19日 07時30分
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 Appleの最新のファン層であるティーンエージャーと若いプロフェッショナルたちは、1月にサンフランシスコのモスコーンセンターを歩き回ることはない。彼らは、オンラインや最寄りのApple Storeに製品が登場するのを待つことができるし、お気に入りのブログで情報収集できるからだ。

 こうした顧客には、テレビとインターネットを通じた集中的な広告と口コミキャンペーンの組み合わせによってアピールすることができる。Appleは、多数のMacブロガーやニュースで取り上げられる機会の多さのおかげで、諸々の手配をする必要さえない。しかし、Appleは契約している広告代理店やメディアの友人の陰に隠れ、クパチーノに身を潜めてばかりいるわけにはいかない。ビジネスにおいて人間味に代わるものはなく、製品の好調な売れ行きを維持するためには、半定期的に公の場に出ることが必要になるだろう。

 では、毎年秋にサンフランシスコで開かれている大規模なOracleWorldに似たイベントをApple自らがプロデュースするとしたらどうだろうか。そういったイベントでも、毎年Macworldに足を運ぶ忠実なMacユーザーたちを引きつけ、新世代のApple顧客に合わせてさまざまなエクスペリエンスを提供できるだろう。

 あるいは、ニューヨークやサンフランシスコにあるフラッグシップ的存在の小売店で、より小規模のイベントを数多く開催することも可能だ。同じようにニュースメディアやファンを引きつけ、一方で発信するメッセージをコントロールすることができる。

 そして、それは常にAppleの最優先事項の1つだった。Appleから外部へと発信される情報の引き締めは、Macworldのようなイベントが最大の重要性を持つことを意味する。Jobs氏の基調講演は1時間半に及び、この業界が完全に停止するほど注目を集める。そして、広まったうわさや憶測が現実となるのかどうか確かめようと、多数の人々がライブブログを見ながらブラウザの更新ボタンを押すのだ。

 テクノロジ業界において最も話題を集める企業の1社という位置を維持するためには、AppleはMacworldに参加しなくても同じエクスペリエンスを提供できる何かを見つける必要がある。そうなると当然持ち上がってくるのが、1年中Apple社内では口にできない公然の問題だ。すなわちJobs氏とAppleとの今後の関係である。

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