アクセス解析とユーザー行動観察調査を併用してサイト改善を行なう場合、以下のような流れで実施すると良いでしょう。
アクセス解析は理想的には日次、最低でも月次で、ユーザー行動観察調査は四半期に1回程度のペースで行なうと費用対効果が高くなります。アクセス解析に表れるユーザーの行動パターンは自社・他社の活動(キャンペーンなど)や、季節要因、社会情勢などで随時変化します。
簡単なデータ取得であればコストがほとんどかからないためアクセス解析は一定の頻度で行なうと良いでしょう。一方、ユーザーの心理や背景は短期間で大きく変ることはないため、ユーザー行動観察調査は四半期に1回程度が適切と言えます。
アクセス解析で行動パターンを見ながら改善効果を検証し、定期的にユーザー行動観察調査を行なうことでユーザーの行動理由(ユーザーの心理や背景)を把握する。このように2つの手法を相互補完的に利用することがROIの高いサイト改善につながるのです。
参考書籍:
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス