アクセス解析を活用したサイト改善は、一般的に以下のようなサイクルで進められます。
サイトを改善するにあたって特に重要なのが、「改善仮説立案」のプロセスです。アクセス解析を用いたサイト改善がうまくいかない場合、問題はこの改善仮説の精度にあるケースが多いようです。
例えばあるECサイトでは、カートページ(「購入する」ボタンを押した次のページ)の離脱率が60%と高く、問題箇所であると認識されていました。そして、この数字をきっかけにさまざまな改善仮説が考えられました。
しかし上記の仮説では、結局どの案も効果的な改善にはつながりませんでした。やはり仮説の精度が低かったのです。
原因は “なぜ60%もの離脱しているのか”という「行動理由(ユーザー心理や背景)」が把握できていなかった点にあります。アクセス解析ではユーザーが「どのように行動するか(行動パターン)」を把握することはできますが、ユーザーが「なぜそのように行動するのか(行動理由)」まではわかりません。結果、「どう改善するべきか」という改善仮説の精度が低くなります。
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