ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は11月28日、2008年1〜9月期のBlu-rayソフト市場の動向をまとめた。それによる数量ベースで前年同期比357%、金額ベースで同373%の伸びを示し、3ケタの成長を続けていることがわかった。
中でも好調に売上を伸ばしているのが、国内アニメと洋画の2ジャンル。国内アニメは新旧あわせ、毎月10タイトル前後がコンスタントにリリースされていること、洋画はタイトル数が多く、年末年始などの需要期には大作が発売されるなど、話題性もあることが特徴だ。こうした要因から2ジャンルが市場を牽引していく構図は今後も続くとGfKジャパンは分析している。
一方、販売チャネル別で見ると、インターネットショップなどのEコマースが42%と半数近くを占める。追って家電量販店の30%、メディアストアの27%と続く。
GfKジャパンでは7月の段階で、Blu-rayソフト市場は年末にも50億円市場に達すると予想していたが、その予想はほぼ達成できる見通しとしている。
ただし、DVDソフト販売量に比べるとBlu-rayソフトの構成比はいまだ数%。VFXを多用した洋画大作や国内アニメ作品など、好調なタイトルもあるものの、Blu-rayソフトがDVDソフト市場の過半数を 占めるのは、まだ先になりそうだとGfKジャパンは予想している。
今後、一般層への普及を狙うには、発売タイトル数の充実、ジャンルの早期拡充に期待されるところが大きいとのことだ。
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