ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は7月8日、需要が増加しているデジタルフォトフレームについて、2008年の市場規模予測および急成長の要因を分析し、発表した。
今回の発表は、家電量販店やカメラ専門店店頭の販売実績をもとに、デジタルフォトフレームに関する2008年市場規模の予測および急成長の要因を分析したもの。同社の推定では、2007年におけるデジタルフォトフレームの国内販売数量は約2万9000台だったが、2008年は3倍以上の約9万5000台と大幅に拡大。現在は店舗の取り扱い状況にバラつきも見られるが、今後はさらに増加傾向にあるという。
販売数拡大のきっかけは数メーカーの新規参入で、家電量販店の取り扱いモデル数が増加、結果として店頭認知度の向上へとつながった。同時に2008年3月のギフト需要も拍車をかけており、販売数量は前月の2倍近くまで伸張している。続いて、4月からソニーが1999年以来の再参入を果たしたのも大きな要因の1つだ。参入直後の4月に売り上げ首位を獲得し、5月には65%まで販売数量シェアを拡大した。市場全体を見ても、5月期の販売数量を前月比2倍に押し上げているという。
6月期のモデル別数量ランキングでは、5位以内にソニーの新製品3機種全てがランクインした。中でも1位の「DPF-D70」は、数量ベースでデジタルフォトフレーム全体の約46%を占める圧倒的な人気。高いデザイン性と充実した機能、手頃な価格帯、さらにはデジタルフォトフレームならではの「画像データをあらかじめ保存して渡す」ことを想定したパッケージなどが支持される要因となったようだ。
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