楽天のこの決算を株式市場は高く評価している。国内大手の大和総研では、景況感の悪化を背景に評価の上がる銘柄だと指摘。外資系のUBS証券では、Eコマース事業は金融事業とのシナジー効果も表面化して圧倒的な成長が続いているとコメントした。
決算発表を受けた11月10日の株価は値幅制限いっぱいとなるストップ高に買われた。翌11日は楽天証券がシステムトラブルを起こし、同証券での株式取引が行いない事態に陥ったこともあり反落した。しかし、このシステムトラブル程度では、楽天に対する評価は変わっていない。
楽天株は全般相場が下値を試しに行く展開でも堅調に推移してきた。保有するTBS株の動向は依然、不透明要因であるが、実態の好調ぶりを評価する動きが先行していきそうだ。
楽天のほかにも、飲食店情報提供サイトのぐるなびやSNSのミクシィなど、景況感が悪化する中で業績を伸ばすネット系企業は多い。新興市場全般も東証1部市場と比べて堅調な推移が目立ってきており、今後は業績面から新興市場上場銘柄を見直す動きも進んでいきそうだ。その筆頭は、指標株でもある楽天となりそうだ。
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