Kyotronicクローン:1980年代初め、京セラ(京都セラミック)が「80C85」CPUをベースにすばらしいポータブルコンピュータを設計した。このコンピュータは非常に優れていたため、Tandy、NEC、Olivettiが京セラから設計のライセンス供与を受け、同様の機能を持つ自社製コンピュータを発表した。
これらは世界初のラップトップコンピュータと言えるもので、フルサイズのキーボード、優れた携帯性、大きなディスプレイにより、高い支持を得た。新聞記者たちもこれらを気に入っていた。
中でも、Tandyの「TRS-80 model 100」の「Micro Executive Workstation」は、Radio Shack系列の電器店が米国全土に展開されていたため、圧倒的な人気を誇った。
KC-85のBASICリファレンスマニュアルには、「大きな液晶画面により、ポータブルコンピュータで最先端のグラフィックス機能が実現されている(240×64ドット)」と書かれている。
提供:Steven Stengel