Googleは、新たな検索関連の広告収入源を見出した。今回は「Google Maps」上にである。
タクシー、レストラン、ホテルなど、特定の検索を行うと、Google Mapsページの最下部には、ブルーのバックグラウンドでテキスト広告が表示される。多くのユーザーが地図を利用していることを考えると、Googleにとっては、広告ターゲティングアルゴリズムにおける、強力な地理的影響力を及ぼす機会が開かれることを意味しており、よく広告のターゲットが絞られれば絞られるほど、より効果的なシステムを、高額で提供可能となる。
(新たなテキスト広告の)表示結果は、ユーザーが地図上で何を探しているかによっても異なるようだ。例えば、カンザスシティーの公証人を検索して「notary Kansas City」と入力しても、何も広告は表示されないが、カンザスシティー中心部の地図が表示された状態で、「notary」と公証人を検索すると、広告が表示される。一方、サンフランシスコのシューズショップを検索して「shoe store San Francisco」と入力すれば、広告が表示されるのに、サンフランシスコの地図を表示して、「shoe store」とシューズショップを検索しても、広告は表示されないようだ。おそらくこの状況は、広告主が、どんなキーワードに入札していくかに応じて、今後は変わってくるだろう。
すでにGoogleは、Google Mapsで検索を行うと表れる、スポンサード広告へのリンクを示す「プッシュピン」の表示を開始している。
Googleは、非常に多くの売り上げを、検索結果の隣に表示されるテキスト広告から得ている。検索は、人々が何に興味を持っているのかを正確に把握する優れた方法であり、これはターゲティングの改善にもつながる。
おそらくGoogle Mapsの広告に関しては、ユーザーが広告をクリックする時のみ、(広告主に)支払いを求めるような手法が採用され、多くの地理的な「ディスプレイ」広告にとっては、現状よりも、もっと正確な広告料金が定められることになるだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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