Googleと地図データ企業のTele Atlasは、200以上の国の地図データを共有することで5年間の契約を締結した。
この提携により、GoogleはTele Atlasの地図データと動的コンテンツにアクセスし、「Google Maps」「Google Earth」「Google Maps for Mobile」などのモバイル向けおよびPC向けのアプリケーションに利用できるようになる。
Googleはこの提携についてこれ以上明らかにしていないが、この提携をGoogle Mapsの「Street View」機能の欧州拡大にも利用する可能性がある。Street Viewはすでに米国の一部で提供されている。
一方、Tele Atlasは、Googleが擁する、ユーザーにデータを入力させる仕組みを利用して自社データを最新に更新できる。同社は先日、ナビゲーション端末メーカーのTomTomに買収されたばかりだ。
ユーザーは地図上で情報の変更を提案することができ、これにより地図情報の精度が改善される。
Tele Atlasの最高経営責任者(CEO)Bill Henry氏は、「膨大な規模の地図ユーザーコミュニティ」からのインプットにアクセスできるようになることから、この提携は重要だと語っている。
Google EarthとGoogle MapsのディレクターJohn Hanke氏は、Tele Atlasが提供する地理空間データにより、Googleのグローバル検索機能を大きく改善できると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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