Appleは、視覚障害者が「iTunes」を利用しやすくすることで、マサチューセッツ州の検事当局および全米視覚障害者連合と合意した。
この合意の下、Appleは2008年12月31日までに、「iTunes U」を視覚障害者が利用できるよう改善する予定だ。iTunes Uは「iTunes Store」の一部で、大学などが提供する教育コンテンツを提供している。Appleはその後、2009年6月30日までに、iTunesアプリケーションとiTunes Storeの残り部分を視覚障害者が十分にアクセスできるようにする計画だ。
Appleはまた、マサチューセッツ州視覚障害者委員会に25万ドルを寄付し、同委員会が視覚障害者に対してインターネットとコンピュータプログラムにより親しみやすくすることを可能にする支援技術を購入することを支援する予定だ。
今回の合意に関する26日の発表によると、今後提供されるiTunesの将来版は、視覚障害者にとって十分にアクセスしやすいものになる必要があるという。
Appleは8月に入ってから、新しい「iPod nano」と「iPod touch」とともに「iTunes 8」をリリースした。
全米視覚障害者連合は8月、小売業のTargetのウェブサイトTarget.comのアクセシビリティをめぐる集団訴訟で、Targetと和解している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス