ストリートメディア、放送波を使ってコンテンツを制御するデジタルサイネージを開発 - (page 2)

岩本有平(編集部)2008年09月26日 19時26分

 この技術を実現するのが、同社が開発中のソフトウェア「Echo」。データ放送に利用される言語であるBML(Broadcast Markup Language)をデータ通信用の言語に変換することで、コンテンツの放送時間や携帯電話向けの情報などを制御可能となった。

 まずはトライアルとして、今秋をめどに東京都千代田区神田地域の商店街や地区内の店舗および街頭などにTouch!ビジョンを設置。TOKYO MX のSDTV放送時の第2チャンネルなどを利用して地域情報やコマーシャル映像などを配信する。なお同事業は、経済産業省の中小商業活力向上事業の商店街の活性化支援事業に採択されている。

 同社ではすでにTouch!ビジョンのシステムに関する特許も出願中。今後は地域情報の活性化や緊急時の災害情報発信をテーマにして事業を展開する予定。2009年初頭には正式サービスを開始し、3年後に40億円の売り上げを目指す。

 ストリートメディアは2008年4月の設立。インデックス・ホールディングス取締役やZinga代表取締役社長などを務めた大森洋三氏が代表取締役社長を務める。

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