フジテレビジョンは、顔認識技術を用いて顧客属性に合わせた広告を電子ディスプレイに配信する「デジタルサイネージソリューション」を導入する。NECの技術を採用したもので、NECが7月17日に明らかにした。フジテレビが7月19日から8月31日まで開催する「お台場冒険王ファイナル」で稼動するという。
デジタルサイネージソリューションは、地域や時間、ターゲット顧客の属性などに合わせて広告を配信するシステム。広告を見た人が関心を示したかといった、広告効果測定も可能だ。
フジテレビは「お台場冒険王ファイナル」のアトラクション内に電子ディスプレイを設置し、併設したカメラ映像からディスプレイの前に立った来場者の性別や年齢層を識別して、あらかじめ用意した15種類の広告の中から属性に合わせたものを配信する。
同時に、来場者の携帯電話に、FeliCaを介して属性に合わせた電子クーポンを配信。アトラクション内の店舗でクーポンが実際に使われたかどうかを測定することで、広告効果を測る。なお、顔認識技術を用いた広告配信、広告価値測定システムの実運用は国内初とのことだ。
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