Financial Times紙によると、米Yahooの新取締役会はTime WarnerのAOL部門にまつわる交渉を進めることについて承認したという。
Financial Times紙はYahooの事情に詳しいある人物の話として、活発な交渉はまだ開始されておらず、Yahooが交渉のテーブルに着けるようになっただけだと伝えている。
Time Warnerの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bewkes氏は8月、同社がAOLのメディア部門およびインターネットアクセス部門を分離するつもりであることを認めていた。その後、Time Warnerはこれらの不調部門をまとめて売却するつもりだという憶測が飛び交っていた。
これよりも前に一時期、YahooとTime Warnerの間の交渉は、YahooがMicrosoftからの一方的な買収提案を阻止する道を模索していたことで、熱を帯びていたことがあった。その際には、YahooがAOLを買収するか、Time WarnerがYahooに投資するのではないかという報道がなされていた。
Yahooによる今回の決定は、Carl Icahn氏とIcahn氏派の人物が取締役に選出された後に初めて開催された取締役会で行われたものである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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