Intelは、「Intel Developer Forum」(IDF)において、スマートフォン市場をターゲットとする、次世代プロセッサ「Moorestown」により、大きなマイルストーンへと到達すると語った。
2009年または2010年中のリリースが予定されるMoorestownは、Intelが提供する高度な統合チップとなり、Moorestownが狙いを定めるスマートフォン市場に、より適したシリコン設計を採用する。例えば、Moorestownでは、メモリコントローラやグラフィックスなどのコンポーネントの統合がなされており、重要不可欠となるデバイス間の通信速度の向上が実現することになる。
また、Atomのように、Moorestownは、PCで現在稼動している、あらゆる人気ソフトウェアを(スマートフォン上で)実行可能となる。
Intelのモバイルインターネットデバイス事業本部における、Global Ecosystems ProgramsのディレクターであるPankaj Kedia氏は、Intelのチップ開発史上で、「初のシリコン」とも呼ぶべき重大な第一歩を、(Moorestownによって)踏み出すことになるとの認識を示したものの、現在のAtomに続くモバイルプラットフォーム開発が、当初の予定よりも早期に進んでいるのかどうかは明らかにしなかった。
Intelのウルトラモビリティ事業本部のゼネラルマネージャーであるAnand Chandrasekher氏は、米国時間8月20日にIDFで、Moorestownのメインプロセッサとなる「Lincroft」を搭載するウェハーを披露した。Chandrasekher氏は、この出荷は「2009年〜2010年のタイムフレームか、もしくはそれ以前に」予定されていると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス