三菱電機は8月19日、液晶テレビ「REAL」の新製品7機種を発表した。19型から46型までハイエンドタイプの「MZW」、スタンダードな大型液晶テレビ「MXW」、使いやすい中小型の「MX」「ATL」の4シリーズが登場する。全機種ともにリモコンで左右の画面角度を調整できる「オートターン」機能を備える。価格はオープン。
ハイエンドタイプのMZWシリーズは46型の「LCD-46MZW200」と40型の「LCD-40MZW200」の2機種をラインアップ。液晶パネルには光沢コートを施した独自の「DIAMOND Panel」を採用し、1万5000対1のダイナミックコントラスト比を実現する。エンジン部には新開発「DIAMOND Engine PROIII」を内蔵し、16ビット処理を行うことで、ノイズの少ない高画質映像を再現するとのことだ。
スピーカー部には、スーパーウーファーを内蔵し、「DIATONEサラウンド5.1」のサラウンド音場再現に加え、低音域を増強。通常のヘッドホンで5.1chサラウンドが再生できる「DIATONEサラウンドHEADPHONE」機能も現行機同様に内蔵する。
本体デザインは22mm(46型は23mm)のスリムベゼルを採用したほか、奥行きも約80mmとスリムボディを実現。専用スタンド「LF-KL200」と組み合わせれば、壁からテレビ前面パネルまで92mmでテレビを設置できる。価格はオープン。テレビ、専用スタンドともに発売予定は10月21日より。
また、MZWシリーズ用のオプションとして光ファイバーユニット「LF-HL200」を発表した。これは直径1.6mm半透明の光ファイバーを用いてBlu-ray Discレコーダーと液晶テレビを接続させるもので、ケーブルが目立ちにくいことがメリット。延長は300mまで可能としている。発売は11月を予定。
スタンダードタイプのMXWシリーズは42型の「LCD-42MXW200」と37型の「LCD-37MXW200」の2機種を、中小型タイプのMXシリーズには32型の「LCD-32MX11」と26型の「LCD-26MX20」の2機種をラインアップ。またオートターンに加え、上下にもリモコン操作で画面位置を調整できるチルト機構を備えた19型の「LCD-19ATL20」をそろえた。
MXWシリーズは1920×1080ドットのフルHDパネル、MX、ATLシリーズは1366×768ドットのパネルを搭載し、「DIAMOND Engine VI」(32型のみ「DIAMOND Engine V」)により、鮮明な映像を再現できるとのことだ。
一方、液晶テレビREALとBlu-ray Discレコーダー「REAL ブルーレイ」をワイヤレスで接続するコンセプトモデルも開発発表された。これは液晶テレビをモニタ部とチューナー部に分離させることで、モニタの超薄型化、レイアウトフリーを提案するもの。チューナー部に無線伝送ユニットを内蔵することで、フルハイビジョン映像を非圧縮の状態で無線伝送できるという。チューナー部に合わせ、専用Blu-ray Discレコーダーも開発し、三菱電機では自由なレイアウトが実現するとしている。
発売は2008年秋を予定。ワイヤレス伝送方式、想定価格等は明らかにしなかった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス