夏の気だるい雰囲気は、インターネット上ではGoogleとYahooに恩恵をもたらしているようだ。その一方で、Microsoftにとっては事情が異なるという。
米国時間8月12日に発表された調査会社Nielsen Onlineの最新の調査結果によれば、Googleのビジター数は6月から約100万人伸び、7月には推定1億2900万人になったという。その結果、Googleは米国で第1位の座を獲得している。このビジター数は、各企業が米国で運営する複数のウェブサイトの訪問者数をまとめたもの。
同ランキングで3番手につけたYahooは、同時期にビジター数を約400万人増の約1億1800万人に伸ばした。対照的にMicrosoftのビジター数は、約70万人減の1億2200万人へと落ち込んだ。
Microsoftも1年間の争いの結果Googleに負けた。2007年7月にトップの座に君臨していたMicrosoftは1億2100万人のビジター数を誇っていた。一方、Googleはビジター数1億1700万人でMicrosoftに続いていたが、この夏、その順位は逆転した。
確かに、Googleは、ウェブサイト滞在時間に関してはライバルの後塵を拝している。この点では、Yahooに軍配が上がる。7月の平均滞在時間はGoogleが約2時間だったのに対し、Yahooは3時間31分だった。一方、Microsoftは、2時間16分。また、AOLを擁するTime Warnerは3時間28分だった。
Googleの平均滞在時間は上昇している。理由はwikiのような新サービス「Knol」などが導入されたためだ。今夏の約2時間と比べると、2007年7月のGoogleの平均滞在時間は1時間34分だった。
もう1つ特筆すべきことは、Appleが1年前の同時期にランク入りしていたThe New York Timesを追い出し、7月のオンラインでの人気企業トップ10にランク入りしたことだ。「iPhone」や他の製品の人気のおかげて、7月には推定5100万人の人々が平均1時間12分を費やしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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