データセクション、スパムブログのURLリストを販売

鳴海淳義(編集部)2008年07月30日 11時34分

 ngi group子会社のデータセクションは7月30日、スパムブログのURLをリスト化して販売開始した。価格は月額20万円。URLリストは自社サービスに組み込むなど自由に利用することができる。

 ニフティ研究所の調査によれば、国内ブログの4割がアフィリエイトによる広告収入や、特定のサイトへの誘導を目的に生成されるスパムブログであるという。そのため、ブログ検索の精度が下がり、知りたい情報が得られない、正確なトレンド抽出や分析が困難になるなどの問題が生じてきた。

 データセクションの試みはブログのメディアとしての価値低下を防ぐことが目的だという。独自に定義したスパムブログURLをリスト化し、毎日新規に発見したデータをダウンロード方式で提供する。

 同社のスパム定義は以下の4点だ。

  • コピペ型
    他のブログやニュースなどを自動的に貼り付けて、機械的に文章を作成している。
  • アフィリエイト型
    商品の画像やリンクを大量に貼り付け、アフィリエイト収入を目的としたブログ。
  • ワードサラダ
    文章の意味が通じない、キーワードを含む文章が組み合わせてあるだけのもの。
  • アダルトサイトへの誘導目的のブログ

 データセクションに資料請求した企業はサンプルの10万URLを無償で利用できる。再配布は禁じられている。

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