ニフティは3月26日、同社のマーケティング分野の社内研究機関である「ニフティ研究所」で、インターネット上のさまざまなスパムブログを自動的に判別できるフィルタリング技術を開発したと発表した。
スパムプログは、アフィリエイトで広告収入を得ることや、特定のサイトへの誘導を目的として生成されるブログ。
特定のキーワードを含む記事やニュースサイトなどから転載した記事を機械的に大量に生成して、各種検索サービスからアクセスされるようにするため、コンテンツとして無意味なだけでなく、一般のネット利用者にとって迷惑となる場合もある。
今回開発したフィルタリング技術は、複数のフィルタリング技術を組み合わせて開発されたもので、スパムブログを手法や目的、内容によって「自動生成系」「アダルト系」に自動的に判別・分類することができる。
同技術を利用して、2007年10月から2008年2月までの各月ごとにそれぞれ約10万記事をサンプリングし、スパムブログの割合を調査したところ、5カ月間の平均で、国内ブログの約40%がスパムブログであることが分かったという。
ニフティでは今後、同技術を同社のブログ評判分析サービス「BuzzPulse」および「BuzzSeeQer」に搭載し、より精度の高い、企業のマーケティング活動に貢献するブログ評判分析サービスを提供するとしている。
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