同社では積極的な広告宣伝を進めてきたが、会員獲得が想定以下となった。モバゲータウン向けなどを取り扱う広告枠販売事業は好調だったが、収益の柱であるコンテンツ・メディア事業の大幅減をカバーしきれなかった。
今後は第3世代携帯電話(3G)対応コンテンツの拡充、集客方法の確立などに力を注ぎ、3年後の売上高100億円という中期目標の達成を目指していく。コンテンツでは動画や電子書籍といった今後の拡大が期待される分野での展開を積極化させていく考えだ。
ただ、株式公開から4カ月という短期間での計画下方修正に加え、最も勢いのある分野の1つとみられていたモバイルコンテンツ企業の業績成長速度失速に、株式市場が受けたショックは大きかった。7月22日の株式市場では、ほぼ同時期に株式公開し、モバイル分野を主戦場とするテックファームやプライムワークスといった銘柄も連想から大幅安に売られていた。
新興市場は業績面への懸念、不動産流動化関連企業への信用不安の高まりなどを背景に指数設定来の安値に沈んでいる。新興市場の復活には、7月末から8月に向けて発表される3月期企業の第四半期決算で実績を示す必要が指摘されている。アクセルマークのように市場の失望を招く企業が相次ぐようだと、市場の低迷が長期化してしまう可能性もある。
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