[編集部前書き:「iPhone 3G」の発売日である7月11日がいよいよ目前に迫る中、米国での様子はどうなのだろうか?CNET News.comが米国人読者向けに掲載したFAQからその様子を垣間みよう(販売方法ついては、日本の対応と異なる部分があります。ご注意ください)]
読者は、AppleとAT&Tが2007年の「iPhone」ブームの再来に胸を躍らせているのか、それとも不安に感じているのか疑問に思っているに違いない。
すでに数人がニューヨーク5番街にあるApple Storeに並び始めたものの、7月11日の「iPhone 3G」の発売をめぐるうわさは、2007年ほど広がっていない。2007年の発売時、わたしはApple初の携帯電話について記事を書くのに興奮して、われを忘れるかと思った。
iPhoneは古いニュースであることから、いろいろな意味でわからなくはない。しかし、新しいアクティベーションプロセスにより、AppleとAT&Tは、長いゆっくりとしか動かない行列に並んでいるiPhone契約希望者からの苦情という、2007年とは異なる騒音に対処しなければならないかもしれない。
199ドルという価格による購入の障壁の引き下げと、EDGEでインターネットにアクセスすることなど想像もできなかった人たちの目を向けさせるネットワーク接続の高速化により、新しいモデルは初代iPhoneよりも幅広い層にアピールすると予想されている。
新しいiPhoneの所有者になる人たちは、Apple製品の発売に参加することを楽しむ人たちなのだろうか。それとも、昼休みに新しい電話を手に取って終わりなのだろうか。
今週末、iPhone 3Gを手に取ってみようと考えている場合に知っておくべきことを以下に記す。
米国では、7月11日金曜日の現地時間午前8時から、Apple Store直営店またはAT&Tの小売販売店でiPhone 3Gを購入できる。米国以外の国では、国ごとに状況が異なる。イギリスなどでは、時間は多少異なるが、7月11日に発売される。一方、1〜2週間待たなければならない国もある。
たぶんできるだろう。行列は2007年ほど長くないかもしれないが、Appleの製品やショーの行列は、製品やイベント自体の行列というわけではない。行列での順番待ちは、Apple関連のものに参加したいと思う同士たちが集うコミュニティーと見られることが多い。
初代と第2世代の両方のiPhoneを真っ先に手に入れたと言いたい人たちや、最初の「iPhoneデー」を楽しみ損ねたことを悔やんでいる人たちがいることは確かだ。
少なくともニューヨークでは、2008年はさらに予想外の展開がありそうだ。7月4日からの連休中、宣伝に熱心な環境活動家のグループが、iPhoneの発売を利用して、自身の大義を宣伝することを決定した。2008年は選挙の年でもある。囚われの聴衆を前に候補者の宣伝活動を行うMcCain氏、Obama氏を支持する活動家たちが見られるのだろうか。こればかりは何とも言えない。
しかしながら、誰が群衆にいようと、店内でのiPhoneのアクティベーションが必要なこと、開始時間が朝であることから、今回の発売は前回と大きく異なる体験になるだろう。
2007年、AppleとAT&Tは、iPhoneユーザーが店舗に駆け込んでiPhoneを購入した後、自宅でアクティベートできる、自宅アクティベーションポリシーを採用していたが、それでもいくつかの問題が発生した。しかし、ほとんどの新しい携帯電話では、店内でのアクティベーションが標準的な作業であり、世界中でリリースされるiPhone 3Gには、この方法が採用されるようになるだろう。
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