crossreview運営事務局は7月3日、商品レビューを書いて共有できる「crossreview(クロスレビュー)」の提供を開始した。
crossreviewは、Twitterなどのいわゆる「ミニブログ」同様に、ユーザーが商品レビューを書くことができるサービスだ。レビューは100文字まで、10段階の評価を付けることができる。また、同じ商品に関するレビューは複数並べて表示される。
自分と趣味が近いユーザーを「お気に入り」として登録できる。これにより、継続してそのユーザーの記事をチェックすることが可能となる。
AmazonのAPIを利用したサービスのため、レビューできる商品はAmazonで販売しているものに限定される。たまた、AmazonアソシエイトIDの登録が可能となっており、レビュー経由でのアフィリエイトにも対応する。
そのほか、ユーザー自身が書いたレビューのリストや、特定の商品についてのクロスレビューを自分のブログに表示するためのブログパーツも提供する。
crossreview運営事務局は元シックス・アパートでマーケティングを担当し、現在ブックオフオンラインの社外取締役を務める河野武氏の個人プロジェクトだ。河野氏はcrossreviewによって「インターネットの『参加者』を増やしたい」と開発のきっかけを語る。
現在、数多くの人がインターネットを利用している一方、ブログやAmazonをはじめとしたサイトでレビューを執筆しているユーザーの割合はまだ多いとは言えない。しかしこのままの状態では一部のヘビーユーザーだけの意見がネット上に存在する、という状態から脱却できない。河野氏はcrossreviewをその状況を打破するきっかけにしたいというのだ。
そのために投稿文字数を100字までに制限したミニブログのシステムを利用することで、「ブログ書く程でもない感想をネット上に出しやすくした」という。さらに、字数を制限することでAmazonなどのレビューに比べての視認性が高くなり、さまざまなユーザーの意見を一覧で確認できる「クロスレビュー」としての機能を実現したのだという。
収益化という点では「そのためのサービスではない。サーバ代がまかなえる程度であればよい」と語る。レビューページにAdsense広告を入れるほか、アソシエイトIDを登録しないユーザーのレビューに運営事務局のIDを入れることで運営費用を得る考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果