CenterNetworksのAllen Stern氏はTwitterのシンプルさを気に入っており、Twitterが安定することに賭けたいと思っている。
「Twitterが死んだり、殺されたり、自殺したりするとは思えない。Twitterはわかりやすく、使いやすい。メインストリームにふさわしいものだ。『FriendFeed』は違う。FriendFeedを現在利用しているユーザーにとっては、FriendFeedは今後もうまくいくだろう。しかし、FriendFeedにメインストリームとなる魅力があるとは思えない」
週末の話題の中心は、FriendFeedがデジタルエリートの間の新しいコミュニケーションハブとしてTwitterに取って代わるかどうかになるだろう。この話題の権威者であるWiner氏は、FriendFeedが答えだとは考えていない。
わたしたちが全員FriendFeedに移行すれば、問題は解決だと考えるよりもむしろ、これによって、すべての卵を1つのカゴに入れるという問題があらためて浮き彫りになる。単に問題を先送りにするだけだ。FriendFeedはTwitterには不可能な規模まで拡大できるかもしれないが、すべての信頼を1つの企業、とりわけ非常に若くて未熟な企業に寄せる、集中化という他の問題が生じる。それよりも、すぐに分散されたTwitterのようなものを立ち上げ、TwitterにつながるクライアントのベースをTwitterとは別に構築すべきだ。そうすれば、接続したいと思うあらゆるサービスに接続でき、万一停止した場合でもインターネットと同じように迂回できる。これについて、わたしは5月の始めに詳しく書いた。
Winer氏が予想するように、コンセプトとしてのTwitterがなくなることはないだろう。マイクロブログやフォロワーとのブロードキャストのためのオープンプラットフォームが根を下ろしていることは明らかだ。インスタントメッセージによって生み出された多くのサイロ、XMPPの標準とちょうど同じように、Twitterの新しいメッセージングは進化し、やがては共通標準、そして安定したインフラになるだろう。Twitterのコンセプトは(「Pownce」「Plurk」などに)まねされており、「Facebook」「MySpace」などの大手ソーシャルネットワーキングサービスが、フォロー、フォロワー、トラッキング、Summize(会話検索)をサービスに組み込む方法を思いつくのに、そう長くはかからないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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